今日は、基礎の配筋検査の日。
木造の建物でも、基礎は鉄筋コンクリートでつくります。
一般の方は、鉄筋と鉄骨の区別がついておられない方も、多いのですが、
この写真の中で型枠の内側に網の目のように張り巡らされているものが、鉄筋です。
鉄筋だけでは構造体にはなれません。
ここに、コンクリートを流し込み、一体化することで、構造体となります。
コンクリートは、圧縮力に強く、鉄筋は引っ張り力に強い、という性質を利用しています。
今回の配筋検査とは、コンクリートの中に埋まる前の鉄筋を検査します。
鉄筋同士の間隔は正確か、コンクリートのかぶり厚さは規定以上あるかなどを検査します。
鉄筋の数が多すぎても、少なすぎても、強度はでなくなります。
また、鉄筋は水に濡れると錆びてしまうので、強度が下がってしまいます。
そうならないために、コンクリートをかぶせる厚さが決まっているんです。
ちなみに、鉄骨とは、H型鋼に代表されるように、柱や、梁に使われるもので、
それだけで構造体となります。
設計者の配筋検査だけではなく、瑕疵担保責任保険の配筋検査も実施されました。
ケージを当てて、配筋の間隔のチェックを行います。
これは、べた基礎なので、全面に配筋が行われています。
基礎の立ち上がり部分のチェック。
問題なく、配筋されています。
瑕疵担保責任保険の検査員の方からも、問題なしとの判断をいただき、無事終了いたしました。
明日からは、生コン打設。
家の荷重を一手に支える基礎。
問題なく出来上がりますように!