クラック調査
昨日から始まった、防水改修工事。
足場が完成し、クラックの調査を行いました。
北側の壁面にクラックが多くみられました。
クラックの位置にはマーキングを行います。
そして、全体量のチェックを行います。
このようなクラックは、Uカットシール工法で補修を行います。
これは、クラックの部分をV型にカットします。
そして、そこにシーリングを打ち、表面を整えます。
この工法は1mm以上のクラックに有効です。
この工法は、時間が経つと、シールが痩せてきてしまい、
数年後には少しへこんでしまいますが、防水の観点からすると、有効な工法です。
劣化の見極め方
この補修が出来たら、外壁を全体的に洗浄し、汚れを落とします。
現在、外壁の塗装は劣化をしています。
ここで、豆知識。
外壁の劣化の確認は、簡単にできます。
壁面に手を当てて、こすります。
その後手のひらを見た時に、手が白くなっていると、劣化している証拠。
これを白華現象といいます。
今回は、この劣化した塗料の上から使える、「完璧マルチ」という防水塗料を使います。
壁面の洗浄が終了したら、下塗り、仕上げという形で作業は進んでいきます。
竪樋と枡
そして、今回の漏水のもう一つの原因、竪樋。
この枡が小さく、もともと枡の穴が3㎝角しかなかった為、オーバーフローしていました。
以前の漏水時に、応急処置として穴を広げましたが、今回の工事では、この枡を取り替えます。
竪樋の径を大きくすることも考えたのですが、竪樋の最下部がアスファルトに埋まっている状態にあり、
アスファルトを掘り起こしての工事となるため、枡のみの改修とすることにしました。
今日の午後から、また雨。
台風も近づいてきています。
工事にあまり影響ありませんように!