地鎮祭
昨日は≪牧野の家≫の地鎮祭でした。
朝からどんよりとしたお天気でしたが、
雨に降られることもなく、無事に終了しました。
最近は、地鎮祭をされない方も多くなっていますが、
やはり、行うと気が引き締まるものです。
HIPPOに入っているので、海外の方との交流も増え、
色々お話をすると日本の文化を聞かれたりすることもあります。
そのたび、日本をもっと知っておきたいと思うのですが、
伝統文化がどんどん減っているように感じます。
残念な感がぬぐえませんね。
意外な地鎮祭
今回の地鎮祭は、今までに経験したことのないタイプのものでした。
いつもは神社の神主さんが来られるのですが、
今回はお寺の尼さんが来られました。
家の建つ部分の四隅と南北の中央とど真ん中に穴を開け、
そこに、塩とお酒をまいていきました。
そして、聞こえてくるのは何妙法蓮華経。
よくある「エイ、エイ、エイ」の掛け声もなく、
滞りなく終了していきました。
その後、全員にお神酒(?)をふるまわれましたが、
私も、工務店さんも車。
白い盃に唇を当てる程度。
ここは、伝統文化のまま行うと、飲酒運転でつかまってしまいますからね。
神さんに確認しながらの設計
この牧野の家は、お施主さんのご実家の敷地の中に新築します。
もともとは、離れがあり、それを増改築して住む計画が進んでいたのですが、
古くからの土地のため、登記されたのも随分と昔のこと。
そのため、登記簿と既存の建物があっていませんでした。
となると、銀行からの融資が受けられず、新築となりました。
私がご依頼を受けたのは、新築にすることが決まってからでした。
プランをするにあたって、守らなければいけないことがありました。
・家の中央に階段を設けてはならない。
・水回りを東側に設けなければならない。
この二つでした。
お施主さんのご希望のLDKと、階段と水回りの配置が、
さらに、2階の子供室の向きなどの調整に悩みましたが、
最終プランにたどり着いたとき、
「思ってた形になったわぁ。」
というお施主さんの一言に、ひとり喜びました。
プランの打合せを重ね、内容が固まってくると、
神さんへの図面を見ていただき、修正が来ることもありました。
家相を気にされない方もいらっしゃいますが、
私も気にする方なので、なんとかクリアでき、一安心。
なぜ気にするかというと、
家相を気にしていなかったけれども、住んでから家族に不幸事があり、
その原因を調べたら、家相が悪かった、なんて話も良く聞くからです。
そうならないよう、先に解決しておいた方がいいですからね。
家族が円満に暮らせるためのプランなので、建物の形状もものすごくシンプルです。
壁にへこみや出っ張りがあると、家相としてはよくありませんから。
でも、生活しやすい動線や収納はきっちりと考えてあります。
ここも、家族が円満になる秘訣がありますからね!
これから、いよいよ工事が始まります。
お施主さんから進捗状況掲載のご了承をいただきましたので、
都度、掲載していきますね。
お楽しみに~!