牧野の家の工事は着々と進んでいるのに、ご紹介できないまま、1ヵ月近く。。。
ということで、まとめてご紹介!
配筋検査
木造の建物でも、基礎は鉄筋コンクリートで作ります。
昔むかしは、束石の上に束が乗っかってるだけだったんですけど、
今は、耐震や防犯の観点から変わってきました。
この家は、べた基礎と言われる手法で行います。
鉄筋コンクリート造の場合、鉄筋を組み終わった時点で検査を行います。
これを配筋検査といいます。
鉄筋の間隔などで、構造強度が変わってくるので、
適正に配筋できているかどうかを検査します。 きっちりと配筋されておりました!
ですので、次は、型枠を組んでコンクリートを流し込み、
固まったら基礎の出来上がり!
上棟♪
基礎が終了し、今度は建て方。
昔と異なり、プレカットという技術が出来たため、ものすごく速いです。
プレカットというのは、工場で柱の長さや、ホゾなどの加工を行うことです。
プレ(前)+カット(切る) なんです。
今回も、3日ほどでした。
そして、お日柄の良い日に合わせて上棟。
一般にいう、棟上げを行いました。
梅雨の季節だったので、毎日のように雨が。。。
ということで、屋根まで一気にはり、上棟札を供えました。
屋根をはり終えた2時間後に、土砂降りの雨が降りましたが、
床が濡れることなく無事に終了したので、安堵(*´-д-)フゥ-3
こだわりの断熱
この現場を工事してくださっている工務店さんのこだわりで、
屋根と、天井の両方に断熱材を敷きこまれます。
長期優良住宅の申請を出す際、天井の断熱だけで、
計算上はOKとなるのですが、両方すると、かなり違うのだとか。
これは、現場の熱中症対策にもなっているのだそう。
たしかに、現場に入っていても、屋根部分からの熱気は全然ないですね。
こだわりの屋根
この工務店さんのこだわりが、もう一つ!
この写真にあるとおり、瓦屋根なんです。
10年、20年経ったときの屋根の美しさが違うとの理由なんですが、
やはり、夕陽の中での瓦の屋根は、美しいですね。
ちなみに今回の瓦は、平板瓦を使用しています。
アレルギー対策
工務店さんのこだわりを2つあげましたが、
他にも今回こだわった部分をご紹介!
お施主さんのお子さんに喘息があるので、
シックハウスに気を使いたいというご要望がありました。
内装をすべて珪藻土にしたいとのご要望がありました。
しかし、珪藻土であっても、F☆☆☆☆のビニルクロスを使用しても、
下地に含まれていては、効果が半減してしまいます。
そこで、今回は、ホルムアルデヒド等人体に影響を与えるもの物質を
珪藻土のように吸着する下地を採用しました。
吸着石膏ボードと言われるものです。
一般の石膏ボードは表面が黄色いのですが、
この吸着石膏ボードはピンク色です。
ちょっと、いつもの現場とは違うなぁ。。。
という感じです。
金額は、1㎡当たり500円ほど高くなります。
また、ボード自身が割れやすいので、現場での作業は注意が必要です。
実は、私も赤ちゃんの頃からのひどいアトピーに悩まされていたので、
空気環境については、ものすごく気になるんです。
いつもは、現場で内装が出来上がってくると、
皮膚がピリピリと刺激を受けるのですが、
今回は、この吸着石膏ボードのおかげか、
ピリピリを感じることがありませんでした。
やっぱり違うんでしょうね。
さて、工事はこれから内装が進んでいきます。
また、進捗状況をお知らせしたいと思いますので、お楽しみに。