片付けられない人を片付けられる人に育て片付く間取りをつくる一級建築士イルマタルです。
タッパーウェアって、お高いんですよ!それがサラのまま大量にあるお客様の家のお話。
月一回ペース
うちのサービスは、1セットを3時間にしています。
なぜなら、長い時間お片付けを頑張ると、お客様の体調が悪くなることがあるからなんです。
たくさんのモノを見て判断しなければならないので、知恵熱みたいなもんでしょうか(笑)
一気に頑張りたい方には2セット6時間という形で行なったりもしています。
組み合わせは自由です。
今回のお客様は、月一回くらいのペースで1セットご依頼いただいています。
1回目はお片付けお試しパックから
ヒアリング、セミナーを経て意識も変わったところで一緒にお片付け。
ご希望個所はキッチン。
写真を見てお分かりいただけるでしょうか?
食器棚の前に収納があるんです。
その収納の後ろにある食器棚の下の部分は、完全に使えない状態。
でも、モノは入っているんです。
お客様は食器棚の扉を外して、下の部分を捨てたいとご希望だったのですが、それはできませんとお断り。
理由としては、今、食器棚の下の部分があるから収納の上部に食器棚の上部が見えているのですが、これが無くなると、収納の後ろにオープンになった食器棚の上部が埋もれてしまうからです。
また、オープンの食器棚を床上にすると、ほこりがたまりやすく、衛生的でないのも理由の一つです。
それらをお伝えするのですが、65歳という年齢だからなのか、なかなかそのイメージがわからないご様子💦
手前の収納の上にオープンの棚を乗せることもおっしゃいましたが、構造的に保証がない💦
始める前に、色々言っても始まらないので、まずはモノの仕分けをしましょうと、食器棚や収納の中にあるモノを全て出しました。
タッパー!タッパー!タッパー!
食材や鍋、食器はもちろんのこと、大量のタッパー!
収納のあちこちから、タッパーウェアが!
使用している分と、未使用の分と混在していました。
同じ種類のモノをたくさんお持ちでした。
最初は、手放すことをためらっておられましたが、仕分けが進んでいく中で
『やっぱり、使わへんな!』
と気持ちが切り替わり、手放す方向に進みました。
私たち住空間収納プランナーは、『要りません』も『捨てなさい』も言いません。
ご本人に気づいていただいて、進めていきます。
リサイクルに売りに行きます!
見極めが終わって使わないとなったモノ達は、できるだけリサイクルショップに売りに行きます。
大した金額にはならないのですが、たまに高額のモノもあったりします。
その日のうちに引き取っていき、数日後ご返金という形をとっています。
大量の未使用のタッパーや、食器類など、結局使わないということになり、リサイクルに出すことに。
最初は、いつか使うんじゃないかと悩んでいたお客様も、徐々に手放すことを決めた後の気持ちの楽さに気づき始め、どんどんとスピードがアップしてきます。
キッチン部分に必要な収納が見えたところで、食器棚の扉を外す作業を行いました。
そして、配置は元とあまり変わらない形にしました。
料理をしたときの一時置きの場所が必要だったからです。
収納ケースの後ろの食器棚の下の部分は空にしています。
アフター
帰り支度をしていても 出てくるんです
アフターの写真撮影も終了し、リサイクル品などを車に積んでいると、お客様が2階に上がってなにやらごそごそと。
手にたくさんの荷物を持って、降りてこられました。
『これも、リサイクルして~!』
見てみると、さらにタッパー(笑)
どんだけ~!
なかなかのタッパー屋敷でした(笑)
このお宅はまだまだ後日談がありますので、お楽しみに!
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